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▽▲壊したらどうしよう(T_T)でも、壊してみないと壊れるかは分からない▲▽

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Image credit: tigatelu / 123RF ストックフォト

その昔、僕はシステム販売会社の
営業をしていました。

パソコンを使った業務システムなんかを
販売して導入していたのですが、

僕がその仕事をし始めた頃は、
会社で一人に一台にまだ
なっていない頃でした。

ですから、高価なのと使い慣れていないので
皆さん業務に使う決まった作業を
決まったことだけするという時代です。

それが、だんだんパソコンの値段が
下がり始め、インターネットや
パソコンシステムというのが
導入されだした頃・・操作の指導に
放課後に(笑)業務後に
社長のおうちに呼ばれることがありました。

少しでも、慣れて会社ですいすい
使いこなされたいと言うのがあって
夕方来てよ!

・・・その意味ではかわいがってもらってました。

そして、インターネットはどうつかうんだとか
メールを教えてくれというように、
沢山のことをお聴きになります。

そして、その終わりに、
「分からなくなってでたらめやったら、
 パソコンってのは壊れないか?」

お金の問題ではなく、〝壊してしまう〟
間違えた、というのでがっかりされたくない
様でした。

ほとんどのものが「習うより慣れろ」ですから
色々試して見るのが、使いこなすための
早道です。

とはいえ、その方にとって、パソコンは
中身の仕掛けが分からない
道の物体。・・・不安になるのももっともです。

かといって、
パソコンの仕掛けや部品の設計図を
伝えて理解してもらうのは
使いこなしてもらうのには今、必要なさそうです。

・・・今の私たちは「操作でパソコンが壊れることはない」ことを
   知っていますよね。

でも、その時のその方にとっては
「たらめやったら、パソコンってのは壊れるかも」
と言う世界にいらっしゃいました。

ですから、ちょっと考えて
こう伝えました。

「まだ、大切な書類や、システムが動いているわけじゃないので
  いっその事、壊すぐらいに使ってみませんか?
 もし、その結果、壊れたとしても元に戻しますよ。」

そう、でたらめに触って変わるのは設定ですから、
壊してす程試しても安心だとおもって
壊すギリギリのところを見つけていただく。

そして、使いこなしてもらいました。

どんなことも、最初からできるものばかりでは
ありません。
どの位安心して、壊れるギリギリまで
近寄れるか。

これがもし、先輩や上司、あるいは親御さん
であれば、思い切ってやってみて、
大けがをしない程度に、経験をすることを
つくってあげること

これがきっと、愛情であり、相手の成長の糧であり
相手を信じること、そして、最終的には
相手の成長と万が一のリカバリーをできる自分を
信じることなんだろうな。

・・・そう考えればこれまでの40年間
   いろんな人に、いろんなチャレンジのチャンスを
   もらってきたんだな。

そう考えると、この経験を活かすこと
そして、さらに、次の世代に、チャレンジできる
場やサポートをすることが、
一人一人が目指していくことなのかもしれません。

そう思います。

(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.2.27一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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