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「忙しさ」の中にある「時間」を見つける

 今週はどんな一週間でしたか?
   ひと言では言い表わしてしまうと・・・。

 今週の頭、月曜日の朝イチを
 思い出して見て下さい。
 ある方は、先週末からの残りの仕事や
 週末に来た社内やお客様からのメールを
 読む、返事を出して、対応する。
 ・・・忙しかったなぁと思い出すかもしれません。

 ある人は、月曜日は良かった、
 明日はきっと大忙しだよ・・・まったく
 このメルマガを読めるのは、嵐の前の静けさ
 からかもな・・・なんて方も。

 そして、きっと、来週になって振り返ると
 「先週は、忙しかったなぁ」とか
 「先週は、ヒマだったなぁ」とか
 思い返すことでしょう。

 でも、忙しかった週が、一分一秒漏らすことなく
 忙しかった(近い状況はあるかもしれませんが(苦笑))
 訳ではないでしょうし、
 ヒマだった週が、全くヒマだったわけでは
 (こういう週こそ時として家族の課題で忙しく。。。)
 ないでしょう。

 私達が、感じている、「忙しさ」「ヒマさ」を
 始めとした感覚は、常に一定というわけではありません。

忙中(ぼうちゅう)閑(かん)あり
 例えば年度末や、年末、稼ぎ時、いろいろあるでしょうが、
 お客も同僚も、さらには家族や世間までも
 忙しくしていると、ついつい私達もその感覚に
 巻き込まれます。
 その感覚は、あなたのすべての時間を
 隙間無く「忙しい」と感じさせるのも事実。
 もしかすると、
 具体的に忙しい時間と、具体的に忙しい時間との
 間に、奇跡的に忙しくない隙間が
 あるはずなのです・・・が、「忙しい」は
 それを探すのをブロックします。

 それを昔の人は
 「忙中(ぼうちゅう)閑(かん)あり」と言って
 忙しい中の時間的な余裕を探すように
 心がけたようです。
 時間の隙間を見つけた時、その効果として
 結果心の余裕を得ることもできます。

 忙しくなった時、一旦深呼吸をする。
 その「閑」はまずは数秒から十数秒かも
 しれませんが
 そこに、さらに「忙しい」に隠れている
 「閑≒時間の余裕」を見つける
 心の状態を作ってくれるはずの。

 「忙しい」に逆らうのではなく
   「忙しい」そのものの中にある
     貴重な「閑」という宝物を見つける

 どんな人にも24時間の時間があります。
 そして、忙しい人と、そうで無い人がいます。
 少なくとも「忙しい」と感じている人に
 とっては「忙しい」のは現実ですし、
 客観的な事実の一側面です。
 ですから、それを見ないことにするのは
 ある意味ムダな抵抗ですから、
 まず、その「忙しい」中に、
 「忙中の閑」を見つける(心の)余裕を
 手に入れる、数秒をどのように作るか?
 ・・・きっとあなた自身が、忙しい仕事を
 任されているとしたら、
 その数秒を見つける力も活用する力も
 既にあるはずですから。

 いずれにしても、その余裕は、
 ちょっとした深呼吸の時に
 得られるかもしれませんし
 移動時間に得られるかもしれません。
 あるいは、飲み物を買いに行く時に
 どんな方法で手に入れられるかは
 分かりませんが、「忙中閑あり」を
 意識するだけで、何かしらの方法で
 私達の意識はそれを探し出します。

一部の業種では、人手が不足していて
だんだんと世の中が、
「忙しい」という空気になっているようです。

その「忙しい」中にある、
「余裕」をいつでも見つけられると
言うことを知っているだけでも、

ある瞬間に「あぁ〜これか!なんだ。」と
24時間の内のいくらかを味方につけることが
できるはずです。

まずは、そこにある「時間」を
見つけてみませんか?

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2012.12.7一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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