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▽▲失敗も成功も自分が決める▲▽

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いきなり ~問題~ です。
 太郎君は、算数のテストで70点を取りました。
 お母さんに、伝えると
 「よく頑張ったわね、どこが上手くいったの
   次も頑張ってね。」
 と言ってもらえました。
 太郎君は、素直に「今回のテストはうまくいったんだ」
 そう思いました。
 今度はお父さんに、伝えてみました。すると
 「何をやっているんだ、何が問題だったんだ!!
   次に向けてしっかり努力しろよ!」
 と言われました。
 太郎君は、少し考えて「今回のテストはやっぱりうまくいったんだ」
 そう思いました。

 太郎君は、どうして今回のテストを
 「うまくいった(≒成功)だと思ったのでしょうか?」



正解は、お気づきの通り、いろいろあります。

そこで、1つの見方をお伝えします。
1.まず、太郎君自身に70点が良いとか悪いとかいう
  基準がなさそうだと言うこと。
2.そして、お母さんには誉めてもらえて
  しかし、お父さんには叱られた。
  でも、誉める/叱ると言う違いはあったけれど
  太郎君はそこに違いを感じなかった
3.お母さんは「次も頑張ってね」
  お父さんは「次に向けてしっかり努力しろよ!」
  ・・・次回に期待していると伝えてくれた

ということから、太郎君は
「次に繋がる、テストだった。期待に応えている」という点で
うまくいった(≒成功)だと思ったと推察できます。

人によっては、
お父さんの「何をやっているんだ」という叱責の言葉に
叱られたと言うこと自体で、
今回のテストは失敗だったと思う人もいるでしょうし

「70点“しか”とれなかった」と考えて
失敗したと思うかもしれません。

その一方で、今回の太郎君のように
「両親から期待してもらえる」と言うことを感じて
成功だと受け止めることも出来ます。

最終的に「成功/失敗」は
自分で決めているのです。

誰かの基準を情報として使っているかもしれませんが

例えば、
お父さんに叱られたくない
同僚に馬鹿にされたくない
と言うような基準で

他の誰かが見れば明らかに上手くいっていても
「お父さんに叱られる」「馬鹿にされる」
ことがあるだけで
それは「失敗」になる事もあるのです。

同じように、
端から見れば、大変な失敗であったとしても
「今回の出来事で、大きな学びがあった」とか
「今回の結果から、新しい事へのヒントが見つかった」
未来に繋がる手がかりが見つかることで
「成功」と見ることも出来ます。

実際、研究や実験をするときには、
実験は、ある仮説(アイディア)が
正しいかどうかを確認するためのものですから

予想と違う結果がでたとき、
実験を端から見る人は「失敗だ!」と
思ってしまうのですが、

そもそも、仮説(アイディア)が
正しいかどうかを確認するためなのですから

「正しい/正しくない」が分かれば
それは成功ですよね。

成功/失敗は、何かの基準に対して
決めることの出来る物です。

そして、その基準、
少なくとも、私達が恐れたり、焦ったりする
「成功/失敗」の基準は
私達が決めてます。
だとすれば、
私達が決めたものである「成功/失敗」に
自分自身が必要以上に恐れたりする必要は
ないのかもしれませんね。

・・・あっ、そうそう
   100点より 花マルの方が
   嬉しかった頃、ありませんでしたか?

(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.6.14 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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