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やりたくないなら、やらなくってよし!

 はじめての決断の思い出

 僕は、子供の頃、地方都市に住んでいました。
 今から30年前くらいだと、いわゆる“お受験”とは、
 無関係の世界に過ごしていました。

 そんな地域でも、国立大学の付属小中学校であれば、
 小学校受験、中学校受験と言うものはありました。

 その存在を知ったのは、小学校4年生ぐらいのとき。
 そして、それを受験できたら
 「かっこよくない?」「すごくない?」
 と思ったのが、小学校5年生。

 その辺りから、“かっこいい”とか“すごい”という
 理由だけで、いわゆる“お受験”に
 突入しはじめました。

 それが、周りの人がどんなに
 自分のためにサポートしてくれていたか
 全く気づかずに・・・

 「決断していない」決断の行方

 良くも悪くも、軽い気持ちで
 はじめましたから、6年生の前半は
 暢気なモノで(根がそうだといわれても否定はしませんが)
 のほほんとやっていました。
 
 そして、有り難いことに、このお受験に、
 クラスの担任の先生が、協力してくれることに
 なりました。
 先生は休み返上で、難関校の中学受験問題を
 教えてくれることになったのです。
 
 先生は僕のチャレンジを
 応援することを“決断”してくれていたのですが
 そのことに、気づいていませんでした。

 だから、あるとき勝手に自分の不満が爆発したのです。

 「なんで、休み無しで
    勉強しなくちゃならないんだよ!!」
 
 自分で決めておいて・・・です。

 そんなとき、僕の母親は、僕を強い口調で
 こう、半ば怒鳴り気味に、叱りました。

 「どれだけの人が、あんたの受験に
   力を貸してくれてるとおもってんの!!
  やりたくないなら、もう、やらなくってよし!」 

 その後、耳には何も音は入ってきませんでした。
 何も気づいていなかったこと。
 沢山の人の支えがあったということ。

 それよりも何よりも、
 自分が決断していなかった
(当時は言葉と言うよりも感覚でしたが)
 ということに、気づかされた…ということ。

 「かっこいい」「すごい」に浮かれていたところに
 ・・・まさに、水をぶっかけられたような。

 目が覚めました。

 「やりたいこと」だから、
        結果もプロセスも楽しめる  

 それから、週末は担任の先生に
 ややこしい算数の問題や、
 授業では習ったことがなかった歴史の細かいところ
 なんかを、先生から休日返上で教わりました。

 ・・・当時の僕にとっては、知らないこと
    未知のエリアを学ぶことが
    チャレンジの本当の目的でも
    あったらしく、週末の難問が
   「楽しくてしょうがな」かったようです。

 そして、受験そのものも
 決断しなければ体験できなかったこと
 未知の体験ということで、暢気なことに
 楽しんでいました。

 ・・・結果は、試験は合格点を獲得して
    2次選考まで進んだモノの
    くじ引きで落選という、オチ付きです。

 しかし、単にこれがもし、
 やらされたという思いで進んでいたとしたら
 しないと叱られるからとか、
 できないと、自分をダメだと思うから
 とかだったとしたら

 −進むも苦痛、やめるも苦痛
  「ほんっとに、何がおもしろくて…」だったでしょう。
 そして、得られたモノも
  上手くいっても、ホッとするだけ
  上手くいかなければ、もちろん苦痛
 だったでしょう。

 それを、母の一喝は

  支えてくれる人たちがいたこと。
  そして、自分が本当にやりたいことかどうかを
  自分で決めるものだということ。

 これを教えてくれました。
 
 ・・・母は受験が終わった後
    「頑張ったね」誉めてくれました。

 そして4月、近くの中学校に入学となって、
 入学式に仕事を休んで参加してくれました。

 実は、その数日後、母はある病気で亡くなって
 急に、僕のそばにはいなくなってしまったのですが、

 最後の一年で、僕はきっと
 母から、教わるべき事の残り全てを
 学んだのかもしれません。

 そして、結果として、今、
 自分のやりたいと決断したことで
 進んでいるんだなぁ。

 と、この記事を書きながら、改めてそう思いました。

・・・やりたくないことは、やらなくってよし!

あなたの、「やりたいこと」は何ですか?
ときが来て、それが出来るチャンスが
やってきたときのために
いちど確認しておきませんか?

そして、いつでもそれを始める事を
自分で「やりたい」と決断できるように。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.2.22 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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