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この世の中を生き抜くバリエーションを増やす⑤・・・自己変革としてのコーチング

私たちは思った以上に、自分のことに
気づいていません。

その原因には「思考」があります。
そして、多くの場合「思考」は言葉で行います。

すると、私たちは言葉で表現する以上の
自分についてあまり気づくことができません。

・・・どういうことでしょうか?

たとえば、ちょっとした悩みについて
考えてみましょう。

「やっても、やっても仕事が上手にならない」
とふと独り言。
何もなければ、ため息をついて、
独り言をそのままにしておくでしょう。

しかし、そう思ってしまった、私たちの脳は
“やっても、やっても仕事が上手にならない”
ことを考え続けます。そして、自分にとって
「揺るがない真実」のようにさえなることがあります。

一方で、あなたがある人から、
「やっても、やっても仕事が上手にならない」んだ
どうしたらいい? と相談を受けたとしましょう。

どう答えますか?

仮に、何らかの解決策を伝えようとしても、
言葉で表現された
「やっても、やっても仕事が上手にならない」
が具体的にどういう状況で、それがどんな風に
困っているかの手がかりがないと
進んでくれません。

もしかするとそういう情報を集めていくと
こんな質問が出るかもしれません。
「本当は、仕事したくないんだ、
  うまくなるというよりも、楽にしたいだよね」
と質問が変わってくると
対応の方針も変わってくるでしょう。

少し、思い込みでお伝えするならば、
相手の印象も違ったものになると思いませんか?

 前半の「やっても、やっても仕事が上手にならない」と
 聞いていたときは
 “向上心の高い、成長意欲のある人”と思えます。
 しかし後半、
 「本当は、仕事がしたくないから、
       楽にできるようになりたい」 
 という台詞がでてきたとすると
 “(よく言えば)合理的な人、(そうでなければ)ものぐさな人”
 と思えるかもしれません。

すると、どんな人として、その状況(問題や課題)と
向き合うかによって、
問題の解決され方も変わってきます。

すると、たどり着くゴールも違ってくる
ことになるのです。

コーチがクライアントと関わるとき
そこにある環境、できる行動だけでなく
相手の価値信念や相手がどう(どんな存在で)ありたいか
についてもクライアントと意識的、無意識的に
共有することで、
クライアントの成果を手に入れると同時に
互いの成長のステップをコーチングセッションを
通じて進めている訳です。

これが、相棒コーチングが
ただ、相談で話を聞くのだけとは違う
成長のプロセスを含んだ
問題解決、目標実現プロセスを
作るという特徴になります。

あなた自身の人生、キャリアの
ステップアップにも、
コーチを活用下さい。
きっと、お役に立てるはずです。

(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
     http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.6.18)

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