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▽▲どんなに良いことも、他人にとっては私の思い込み▲▽

▽▲どんなに良いことも、他人にとっては私の思い込み▲▽

数年前のCMで

「あなたのためだから」

と言って、

 ・・・注文したスイーツを取り上げる友人
 ・・・残業を言いつける上司(同僚)

を描いたCMあったの憶えてます?

ストーリーの主人公は西山茉希さんで
当然、主人公は悲劇(?)のヒロインに描かれますし
日本人が好みやすい判官びいき
(つい、立場が弱い方に肩入れしてしまう)
のパターンがあってかなくてか

その友人も、その上司も
とても意地悪に描かれています。

この「あなたのためだから」には
少なくとも2つの視点で
見ることができます。

主人公からすれば「大きなお世話」
         かもしれませんし、
逆の立場で見れば
「あなたのため」に嫌われ役を買って出て
   感謝されても、非難をされる筋合いではない。

といったところでしょうか。

多くの場合、
それぞれの交わす言葉の不足、
理解の不足で、ひどい仲違いになっていきます。

「よかれと思って」という【大義名分】
大義(だれもが納得する(であろう)理由)が
あるのだから良いだろうというところです・・・が、

時として、それがただの「思い込み」に
なっていることがあります。

それを起こすのは、「私が正しい」
そして、暗に「相手が間違っているから直さねば」
という考えなのですが、

特に、上司から部下へ、先輩から後輩へ
親から子へ、という「うえ、したの関係」が
あるときに注意が必要です。

上司、先輩、親は、当然相手よりも
経験が豊富ですから、人生や仕事に対する
真実をよりたくさん知っています。

しかし、それがそのまま、
「私が正しい(相手が間違っている)」に
繋がってしまう事が多くあるために
つい言葉足らずに、「よかれ」を押しつけがちに
なるようです。

中国の故事からできた言葉に

 「智者の一失
    愚者の一得」

と言う言葉があります。

どんなに優れた人であっても、
    千に一つは考え違いをするし、
どんなに愚かな人であっても、
   千に一つは良い考えを出すものだ。
だから、どんな相手の言葉からも
私達は学ばなければならない。 というもの。

どんな良いことを伝えるときでも
最初は、自分が「良い」と思っていることだから
相手に共有してもらうところから始めよう。
という発想で、相手に言葉を尽くしてみましょう。

「自分が正しいのだから、理解しない相手が悪い」
「こんなに言っているのに、分からないのは相手が・・・」

と思っているうちは、
あなたの「良い」考えは本当の意味で
伝わっていないのかもしれません。

「あなたのためだから」が
 「あなたのためだと理解しろ!私のために」
になってはいませんか?

ちょっとしたコミュニケーションについての
発想の転換です!!

(初出 Facebook NLPフィールドCafe2012.9.10 一部改変)
http://www.facebook.com/nlpfieldcafe

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