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“向かい風は吹く”現状を活かす視点を手に入れる・・・クライアントこそが主役・相棒コーチング④

コーチングは、魔法の“ように”現状を
変えてくれることがあるかもしれませんが
魔法ではありません。

 では、何をしているかというと、
 現状(スタート)から、成りたい姿(ゴール)
 までの道のりの進み方を
 丁寧にひもといて行動を作ること
 そしてその行動の結果から得た、新しい現状から
 成りたい姿(ゴール)までの道のりの進み方を
 丁寧にひもといて次の行動を作る…この繰り返しを
 実践するクライアントと、ガイドとなり、ペースメーカとなる
 コーチとの二人三脚をしています。

ゴールを手に入れる当事者は、クライアントです。

 ですから、コーチは、クライアントの“現状”を
 できるだけ、本人にとって明確になるように
 訊ねます。
 そして、成りたい姿(ゴール)についても
 できるだけクライアント本人にとって
 明確になるように訊ねます。

そこから、二人でいろいろな行動を企画していくわけです。

明確に現状を知ること、明確にゴールを知ることは
ときとして、そのギャップや困難さに圧倒されるときがあります。
すると、最初から“明確”にすることを止めます。

 ゴールにたどり着くには、たどり着くまでの間
 何かしらの行動をし続ける(策を実践し続ける)必要が
 ありますから、いきなり、それを止めてしまわないように
 すぐに“明確”にする必要はありません。

 しかし同時に、“明確”にすることを怖れる必要も
 ありません。なぜなら、
  「今、成りたい姿になっていないから、
        現状と目標にはギャップがある」
 当たり前のことですから。
  「自転車で勢いよく走り出せば、向かい風に遭う」
 のと道理は変わりません。

つまり現状を無理矢理変えようとする前に、
現状を“明確”に理解する。
・・・ときには、絶好調ではない時期もあります
   周りが協力的ではない場合もあるでしょう

それが明確になったときに、現状を自分で引き受ける。
・・・すると、自分がそこをスタート地点として
   いろいろな行動案を作る発想になります。

もちろん、一人で状況の悪さにとらわれてしまうことも
ありますから、このように一旦、自分の状況を
「こういう状況もあるよね」と受け取るために、
コーチのサポートは役に立ちます。

あなたが、
「成りたい姿」になることを「決めて」いるならば
コーチは、あなたがゴールにたどり着くまで
ときには優しく、ときには力強く、場合によっては強引に
あなたを元のゴールへ道のりへと戻して
ゴールまでの道中をともに進みます。

・・・言ってみれば、あなた自身が安心して
   弱音を吐くことも出来る。
   その言葉は、あなたが今のやり方を変えたいという
   合図ですから、その言葉も味方につけて
   進むことができたら安心して挑戦できることはない。

そう思いませんか?

コーチはクライアントであるあなたの味方です
そしてあなた自身の様々な意見、懸念もまた
あなたの味方ですから、丁寧に説明説得して
味方につけていく。これもまた相棒コーチの
進め方です。

ではまた来週。

(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
     http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2014.9.10)

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