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自分が思った以上に、ラベルが中身を決めている。

 喜ばれるのは中身それとも包装紙? 

 どなたかにかしこまった贈り物をするときに
 有名百貨店の包装紙で包装された
 5,000円の商品と
 ディカウントショップで同じ商品を
 購入して、そこの包装紙で包装された商品
 どちらが喜ばれると、あなたは思いますか?

  相手の方がどう思われるかは
  究極の所分かりませんが、
  少なくとも、僕自身は
  「相手の方は、百貨店の包装のほうが
    良いと思うんじゃないかな。」  
  と思うと思います。

 もっとも、これを、相手に言ってしまうと、
 よく考えるとちょっと相手の方に対して
 失礼なのかもしれません。
 「中身の価値が分からない」と
 言っているようなことになりかねませんから。

 しかし、もし、多くの人がそう考えるとしたら
 包装紙は中身を越えて
 「贈り物」としての価値や意味を
 示す強固なラベルだといえそうです。

 中身は同じでも・・・

 言葉も体験にある印象をつけるラベル

 この歳になると、経験も積んできて
 過去のいろいろな、当時は辛かったできごとにも
 “感謝”する事ができるようになります。

  当時、「このヤロー」って思っていた
  出来事であっても、その体験の結果
  今の自分があるということにきづけると
  「あのことがあったから成長できた」
  なんていう風に思えてきます。

 同じ体験なのに。

 ここで、言葉を包装紙
 体験を贈り物と考えてみると・・・
 中身の体験が替わらないとしても
 違った言葉につけ変えると
 随分印象が変わりそうです。
 
 具体的な体験で試すときには、
 納得の時間や手順が
 必要かもしれませんが、

 私達は、言葉を付け替えると
 それに伴った中身のまた別の側面に
 気づくことが出来ます。

 ・・・同じようなことは
    残念ながら耳慣れたフレーズ
    「風評被害」
    これは、このラベルが
    役に立たない方法で
    付けられて、判断された場合です。

このことからもラベルの持つ力
侮れませんよね。

 ラベルの呪縛から抜け出して、
         自分で自由に選ぶと・・・

 既にお気づきかもしれませんが、
 ラベル、包装紙の影響力の問題は
 
 「中身を確認していない」

 こと。伝えた言葉、伝わった言葉が
 具体的にどんなことを意味していたのか
 を確認することでそれは解消されます。

 そして、荒技を。
 「その言葉を言い換えるとどうなるだろう」
 考えてみることが出来ます。

 「好きだ」と「愛している」と「憎からずおもっている」

 似たような気持ちを伝えていますが
 受け取り方はちょっと違います。
 すると実際の内容の印象にも影響を与える
 わけです。

 さらに、
 「その言葉を、今の自分にとって
  「一番合う」ように言い換えると
           どうなるだろう」
 と、自分で好きなものに選び変えることだって
 出来るはずです。・・・国語辞典を
 使ったって良いのですから。

 すると、さっきの言葉で伝えたかった表現を
  「だぁ〜いすき!」
 と表現する事だって出来ます。 (照゚д゚)ゞ

 使った題材で書いていて照れくさくなって
 しまいましたが、私達自身が
 思った以上に、言葉そのものに影響を
 受けていて、それが結構、気づかない
 ということ。

 だから、ちょっとした言い換えを
 活用してみることを始めてみませんか?

 あっ、そうそう。
 最初に“問題”ってラベル付けましたけれど
 「ラベル、包装紙の影響力」
 活用すれば・・・どうですか?
 結構な味方ですよね。

 では良い週末を!

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.8.2 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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