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本当にアイディアを出し尽くしただろうか?

 「頭は生きてる内に使うもんや」

 僕自身、生まれてからずっと石川県金沢市で
 育ったののですが、
 うちの祖母が若い頃大阪へ奉公に出ていたそうで
 小さい頃、時々大阪弁的アクセントやら
 大阪弁的ボキャブラリーとかを聞いていました。

 ですから、上の小タイトルのフレーズは
 そんな祖母のフレーズの一つだったように憶えて
 います。

 子供ではありましたが、
 何かに困って、「これ、できん!、わからん」
 というと、2回に1回は
 「頭は生きてる内に使うもんや」
 とフレーズが帰ってきます。

 子供とは言え、一生懸命に考えると
 考え尽くしていなかったアイディアが
 出て、結果解決する事が多かったようでした。

 そんなの「ありえない」にご注意。

 探し物をしているとき。
 特にその探し物が、いつも置いてあった
 その場所に“無い”と思ったとき、
 こんな思考は走りませんか?

 「ここに、無いはずはない、ありえない」

 この時、私達が探索している世界は
 実際の世界…というよりも
 脳内にある「思い込みの≒そんなはずは…の」
 世界です。
 そして、その世界の中では、
 「ありえない」と思っている場所は
 ないものとされている場合があります。

 すると…いつまでたっても見つからない。
 場合によっては、「灯台もと暗し」のごとく
 目の前にあっても「ありえない」世界ですから
 気がつかないことさえあるのです。

 そして同じように、私達が
 考え尽くした…新しいアイディアなど
 「ありえない」と思っているときほど
 このゾーンにはまっているかもしれません。

 「知恵」の鉱脈は…脳の仕事は発想すること

 私達の脳は意識して考えようとしなくても
 色々考え始めます。
 仕事をしていると、急に
 週末の計画のアイディアを思いついたり、
 ぼんやり歩いていたのに、仕事のネタを
 考え始めていたり。
 あるいは、相手の話を聞いていて
 ふと、違う話を思いついたり。

 このまま行動すれば、自由人というか
 行動に整合がとれないほど、
 私達の脳は色々なことを発想します。

 放っておけば、ず〜っと考え続けます。

 だからこそ、アイディアが行き詰まったとき
 自分の「頭」を信じてみませんか?
 
 もちろん「脳」はある意味、自由なので
 その瞬間すぐに、欲しい考えにたどり着かないこと
 もあるかもしれません。

 しかし、取り組んでいたことについて
 考えを止めた瞬間。
 頭の中で発想される自由で無秩序な考えを
 拾い上げたり、集めたりすることが
 出来なくなるのです。

 考え続けることで、飽きたり、
 進まなく思って焦るときもあるかもしれませんが、

 「頭は生きてる内に使うもんや」

 と言うがごとくあと一つ
 アイディアを出し尽くしてみませんか?
 その粘りがきっと良いアイディアを
 出す助けになるはずです。

 では良い週末を。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.9.13 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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