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“ほめる”から認める・感謝する人間関係へ

お客様に対して『良くできましたね』
            と誉めますか?

 何度もお話をしているので
 ご存じの方も多いと思いますが、
 私はもともと、ITシステムや機器の
 営業マンでした。

 windowsがようやく一般的になり出した頃
 まだまだIT機器を操作出来る方は
 少ない頃です。

 当然、営業担当として、システムを
 導入して下さった企業では、
 集団研修をインストラクターを入れて
 行いますが、役員の方には
 別途の対応が必要になることも。

 ときには、お宅にお邪魔して
 操作方法をお教えしたこともあります。

 想像してみてください、
 20代の一介の営業マンが社長に
 「社長!、よくできましたねぇ〜」
 と言っている様子を。

 営業マンが上から目線で、
 ビジネスの先輩に、何を言うんだ…

 と僕は、感じますが、皆さんは如何でしょうか?

 “ほめる”の性質とは…

 
 もちろん、僕自身、先輩や上司から
 上手くできたことを、ほめてもらうことで
 自信を付けた面は沢山あります。

 しかし、ご自身が得意としている分野に
 ついて、したり顔でほめられたときには
 どうでしょうか?
 
 また、自分なりには上手くいって
 ほめられるとばかり思っていたときに
 問題点の指摘ばかりに終始した、指導しか
 受けられなかったらどうでしょう?

 ほめる と言う行為には 
 ほめる側の基準で“私”が評価される
 ことが含意されているのです。

 つまり、知らず知らずに上下の
 関係…評価する側、評価される側を
 創ってしまうのです。

 もし、よかれと思って
 “ほめた”のに、苦笑いや愛想笑いのような
 反応をされたとしたら、
 相手の方は、もしかすると
 「評価された感じに、違和感を覚えた」
 のかもしれません。

 ですから、一介の営業マンが
 社長に「よくできましたねぇ〜」
 とは、言ってはいけない
 と感じるのは、
 僕にとっては、自然な基準だと
 思えるのです。

そうはいっても、何か伝えたいとしたら…

 実際の所、お伝えしたことが
 理解してもらえて、出来る様になる。
 少なくとも教えた側としては、
 嬉しいのです。
 ですから、“ほめる”とは違う伝え方を
 したいわけです。

 先程の社長への指導の例で、
 何をしたかったのかを考えると
  1.あなたにお教えしたことが伝わって、
    操作出来るようになり
    役に立てたことが“嬉しい”
  2.(ビジネスの後輩である)自分の
    説明を素直に聞いてくれたことに
    感謝と敬意をお伝えしたい。
 といったところでしょうか?

 すると、ほめるの代わりに
 自分自身の気持ちである「喜び」と
 相手に対する感謝
 をお伝えすることで、
 相手の協力と行動を認めることが
 できます。

 仮に指導する立場であったとしても
 全ての場合に、上下関係を
 創る必要はありません。

 その昔、吉田松陰は松下村塾で
 自分が指導するだけではなく、
 塾生それぞれの得意分野について
 その塾生に教壇に立たせ、
 自ら生徒となることで学びあったと
 いいます。

 相手の存在を認めることを
 基盤にすれば、さらに人間関係が
 豊かになる。
 
 そんな他社との人間関係の作り方を
 探求するのも良いと思います。
 
 では良い週末を。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.11.15 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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