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あいにくの青空…

 “青空”も“雨”も…
    『“あいにく”とはご挨拶だな』

 「あいにく、今日は雨模様で」
 天気予報で使われるフレーズですよね。

 皆さん覚えていますか、今年の夏
 雨が少なくて、給水制限が出た地域があったことを。
 人工降雨装置まで動かしたことを。

 そんな時期だったとしたら
 「あいにくの雨模様で…」って言ったら
 「折角降ってやったのに…」
 売り言葉に買い言葉、

 天気がセリフを言えたとしたら
 「“あいにく”とはご挨拶だな」 
 と皮肉を言われたかもしれませんね。
 
 確かに、雨はそれを望んでいない人にとっては
 「あいにく」ではありますが、
 雨を望んでいる人にとっては、
 「あいにくの青空つづき」と
 なってしまうものではありませんか?

 「つかえない人はいらない」は裏表

 
 以前、日経のあるコラムをを読んでいたところ
 昨今の日本の企業も“数字”結果に追われ、
 早く結果を出すために、経営層が
 成果を出せない、平たく言うと働きの悪い人
 使えない人はいらない と考える傾向が
 高まっているのではないか? と問題提起
 していました。

 どんな企業であっても、社員にするときには
 書類選考があったり、面談があったり。
 路上で、拾ってくるわけではないはずですから
 何かしら見所を認めて雇ったはずです。

 すると、「つかえない人はいらない」は
 ブーメランのように、ダメ出しをする上司側に
 帰ってくるかもしれません。

 (業績に貢献せず)使えない人はいらない
  …部下へのダメ出し
  は、視点を変えると
 (採用した社員を)使えない人はいらない
  …上司、経営陣
  と捉えることになるかもしれません。

 使えないところを見つけて排除する思考は
 問題を見ないようにするばかりか、
 あなた自身の柔軟性や、応用力を疑われることに
 なるかもしれません。

 “可能性”を妨げる言葉や
        見方を変えていく

 「あいにくの…」「使えない人」という言葉は
 初めから、不都合なものであると
 決めつけていることになります。

 晴れて欲しいこともあれば
 雨が欲しいときもある。

 上司や監督が替わるだけで
 才能や能力が開花する人も少なくありません。

 前者は自然現象ですからいかんともしがたい
 でしょうが、後者は、部下の才能や能力の“種”を
 見極める行動で変えることが出来ます。

 もちろん、企業ともなれば、予算や時間に
 制限はあります。

 しかし、「あいにく」の見方
 「使えない人」というラベルは止めることが
 できるでしょう。

 そして、もしあなたが直接部下や仲間と
 話すことができるのであれば、
 協力して戦力になってもらう働きかけも
 出来るかもしれません。

 どんな逆境にも、心折れることなく
 進むために必要なのは…

 “可能性”の最初の光が見つかることを
 知っていることだけかもしれません。

 そうすれば、そこから、
「可能性を見出す」モチベーションが見いだせます。
 行動として最もシンプルなのは、
 できることを見つけて、有利な状況を増やすこと。
 
 まだ見えていなくても光はそこにあります。
 
 では良い週末を。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.11.22 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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