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「どうしちゃったんだろう彼(女)」と考えてみる・・・しっかり第三者で“自問自答”する。

 困った場面に、遭遇しているとき
  「どうしちゃったんだろう彼(女)」
           と考えてみると・・・

 「自問自答」をすることありませんか?
 多くの場合、自分を責めるフレーズが
 多くなりがちで、あまり「自画自賛」には
 ならないように思いますが如何でしょうか?

 自問自答は、自分の事について、
 一旦行動を止めて考える場を作ることができます。

 しかし、どうしても「自分を責めることに」
 なってしまいます。

 アインシュタインも言います。
 「どうして、自分を責めるんですか?
    他人がちゃんと必要な時に
   責めてくれるんだから、
         いいじゃないですか。」と

 とは言いながら「今、ここで軌道修正したいとき」
 どうすれば良いのでしょうか?

 自分が、自分にとって「他人」になる
 そう、他人事のように
  「どうしちゃったんだろう彼(女)」
 と考える(つぶやく)とどうでしょうか?

 言葉を発するとき、私達は言葉だけに
    気づいているのではありません。

 
 彼(彼女)と口にしたり、考えたりするとき
 自分とその彼(彼女)と読んだ相手とは
 別の存在であると、意識することになります。

 最初は、言いながらも
 「彼(彼女)って言ってるけど自分じゃん」
 という心の中の言葉が聞こえるかもしれませんが
 継続して「彼(彼女)」を押し通して
 みてください。

 すると、だんだんと先程まで自分の言動で
 あったはずの事が、客観的に意識出来始めます。

 これが私達の「言葉を使う能力」です。
 母国語であれば、なおさら
 「私」と「彼(彼女)」が指す相手との関係を
 言葉が自分の意識に無意識的に伝えてくれる
 のです。

 …思い出して見て下さい、ご両親のことを
  普段、父さん、母さん、パパ、ママと
 言っていたとき、社会人になって
 公式な場で、うちの父(ちち)が、
 うちの母(はは)が、と表現したとき
 なんだか、いつもと違う距離感を
 憶えませんでしたか?

 意識して、自分から問題の状態の自分を
       切り離してみる、試みなのです。

 問題に陥っているとき、
 あるいは自分自身を向上するために
 敢えて、ダメ出しをするとき、
 改善したいのは、その行動や振る舞いであって、
 その存在を否定したい訳ではないはずです。

 だからこそ、敢えて“自分”と呼ばずに
 “彼(彼女)”と呼ぶことで、
 問題を“自分”から切り離して
 扱うようにしたいのです。

 私達は多くの場合、人から指摘されると
 指摘された部分を自分とつい同一化
 してしまいがちです。
 改善の提案が、人格の否定のように
 聞こえることもあるのです。
 (会議で反論するとケンカに
          なるパターンですね)

 しかし、“人”と“言葉”の性質を知れば、
 どのようにすると、より建設的で
 効果的に相手に(今回の場合、自分にも)
 伝えることができます。
 その結果それぞれをより良くして行く事が
 できます。

 その方法のいくつかをNLPを通して
 提案していきます。

 ちなみに、第三者的な視点を活用するのは
 交渉や、指導のときにも有効です。 
 多くの場合「何やってるんだお前」と
 知らず知らずに相手“そのもの”を
 責めている場合が少なくありませんから。

 まずは、ご自身の緊張と疲れから
 離れてリフレッシュしてくださいね。
 では良い週末を。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2013.12.6 一部改変)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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