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心の中の風景をあらわ(表、現)して、自分の心をコーディネート

 「はなす」は、話す?放す?離す?

 同音異義語と言うものがあります。
 会話の中で、文脈を注意していないと
 ついつい、意味を取り違えてしまうアレです。

 しかし、もともと大和言葉から発生した動詞
(「漢語、外来語+する」を除く)はその言葉に
 沢山の意味を持っていたようです。
 丁度、英語の、have get take beなどが
 沢山の言い回しを持っているように。

 つまり、私達は「ことば」を受け取ると
 それを自分の内側で、処理をします。

 ですから、カウンセリングやコーチング
 面談の場面でお聞きになったことがあるかも
 しれませんが
 「話すことは、放すことだから
   ・・・話して下さい。楽になりますから。」
 というのは、根拠がないわけではなく、
 私達の祖先が、まだ漢字を持たない頃に
 使っていた言葉の使い方を、今も上手に
 使えることの結果らしいのです。

 そして、自分だけで使うのであれば
 漢字を使う必要が無かったのですが、
 誰かに、出来るだけ誤解の少ないように
 言葉を伝えるやり方として、漢字という
 意味を見分けられる文字を使い分けてきました。

 「かんじ」を変えてみる。

 私達が持っている思いは、言葉にするまでは
 画像イメージであったり、音のイメージであったり
 あるいは、身体の感覚であったりします。

 そして、たとえばそれを自問自答するとき、
 言葉に代えます。日本語で伝えるとき
 漢字に変換したり、敬語を使ったりします。

 知っている色で表現できなければ
 「限りなく透明に近い・・・」と言うように
 色々な言葉を駆使して表現します。

 そして、私達はその言葉を読み返すとき
 また、言葉を五感のイメージに翻訳し直して
 いるのです。

 例えば
  相手の話を「聞く」と「聴く」とでは
   親身さの感じが違いませんか?
  故障したテレビを「見る」と「診る」とでは
   違った風景が見えませんか?

 ちょっとした例ではありますが、
 「漢字」を変えると「感じ」が変わりますよね。

 もし、「漢字」をちょっと変えるように
 自分が使っている“言葉”や“表現”を変えると
 自分の心の感じも変えられそうな気がしませんか?

 たとえば、「いらいら」「もやもや」の
           中身を書き出してみる。

 口癖を変える…例えば
  「疲れたぁ」を「がんばったぁ」とか
  「難しい」を「手強いな、相手に不足はない(笑)」
 楽しみながら変えるのは役に立ちます。

 口癖だからなかなか…と言う方には
 今、心の中で「もやもや」「いらいら」
 していることを、書き出してみませんか?
 
 文字にすれば、その文字を読んで
 書き換えてみることも出来ますし、
 絵や抽象画にしてみることも有りです。

 ポイントは、自分の中から「はなす」こと
 紙に書けば、表現を変えることが出来ます。
 色を塗ることも出来ます。
 「漢字、言葉の表現」を変えることが出来ます。

 外に出せば、自由にコーディネートできます。

 思った以上に私達は、心の中の引っかかりを
 心の中だけでどうにかしようとしているモノです。

 その引っかかりを、一旦外に出してみる。
 その「外に出す」と言う行動が
 かなり効果を発揮するはずです。

 …その私達の心の仕組みは、NLPを
  使って説明が出来ます。
 
 それは、またの機会に。
 こんな風に、NLPのアイディアを
 日常の色々な場面で活用できるように
 お伝えしていきます。

 では。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2014.2.7 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailseminar.html

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