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▽▲問題は“問い”が創る〜“言葉”を変えてみる▲▽

▽▲問題は“問い”が創る〜“言葉”を変えてみる▲▽

NLPフィールド ひじま、まさきです。

ものを考えたり、つい漏らす独り言
ここで口にする言葉は、無意識的に出てきます。

 なにか上手く行かないとき
 「どうして、俺って、こうダメなんだろう。」
 って浮かんでくるとき

 −私は、“ダメなのだ”
  そして、それには、その理由があるのだ、
  そこに、今気づいているのだ。

これが、今、自分が気づいていること。
意識が無意識的に向いている方向。

たしかに、望んだ方向に行っていないということは、
その理由はどこかにあるのは間違いありません。
・・・しかし、その理由を“自分だ”と決めつけていた
   ことに気づけていたでしょうか?

上手く行く、上手く行かないということを
決めるのは、“上手く行った”ということの基準、定義です。

その基準が、適切でなかったとしたら
言ってみれば、テストに回答しようのない問題
たとえば、
 「太郎君が花屋に行きました。
     さて、おつりはいくらでしょう?」
のような問題を上手くこたえることができませんよね。

お気づきの通り、上手く行かない状態があるとき、

 問題設定から、条件づくり、
 手順、実際の行動、実行のための準備、
 不慮の出来事に対する対応
 などなど、

理由を探る場所は沢山あるのです。

そして、言ってみれば「自分がダメだ」というのは
そのほんの一部分でしかなかったりします。

しかし、『無意識的なクセ』として、
“自分に原因を求める”パターンがでてしまうと
言葉のチョイスとして
 「どうして、こう、【俺】ってダメなんだ」
と原因追及の光を当ててしまっていたのです。

考えてみてください。
 「太郎君が花屋に行きました。
     さて、おつりはいくらでしょう?」
という問題を出されて、答えられないのは
【俺】がダメだからと言うことにならないと思いませんか?

仮にダメな点があるとしたら、
 「もう少し、状況を教えてください」と
情報収集をすることができたのをしなかったこと
位でしょうか?

私達が、上手く行かない、問題を抱えているとき
自分に対する問い、原因を求めるための問いが
すでに、問う側が知っている、ことを
誘導尋問的に話させるだけになりがちです。

 問題を解きほぐすのに欲しい問いは、
 見過ごしてしまっていたかもしれない
 新たな“情報”とである問いであり、

 遭遇している出来事、あるいは関わる自分自身の
 良い面、悪い面、をありのままに
 “知る”問いです。

では、最初のパターンのように、思ってしまう、
 「どうして、俺って、こうダメなんだろう。」
 って浮かんでくるときには、どうしましょうか?

 まずよく言われるのは「どうして(Why)」を
 「なにが(What)」に変えることですね。

 こうすることによって、考えている自分の追求ではなく
 その結果をもたらしたかもしれない、
 すべての事柄に、サーチライトを当てる
 ことができます。

 そして「なにか」であれば、変える始める事もできます。
 言葉の主体は、あなたから、あなたの取り囲む“物事”に
 移りますから、より客観的に対応が出来る。

…言葉の違いが、私達の物事の捉えるやり方、
 そして、心の状態や、その造り方に影響を与える一例です。

 そのやり方のパターンをいくつか身につけることによって
 自分自身が、気持ちに流されてしまったり、
 ずっと、やろうと決めていたはずなのに、始められない
 というような、心の葛藤を解きほぐすいいツールにできます。

それを使える様にするための技術やアイディアとして
NLPを中心とした内容をご提案、お届けしています。

Image credit: © 9moshi / 123RF ストックフォト

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(初出 Facebook NLPフィールドCafe2015.1.14 一部改変)
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