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◇自分自身の心に影響を与えるのは・・・

◇自分自身の心に影響を与えるのは・・・

数年前、ある合宿で
メール、インターネット、テレビ、新聞
電話などなど、
いわゆる、私達が日常であれば普通に触れる情報を
約10日間全く遮断するということを体験しました。

そして、その合宿では、
一緒に参加した参加者の方とも
会話もしてはいけないというものでした。

…そう、自分の五感と自分の中の思考以外の
 情報が入ってこないという体験です。

その期間は、

その合宿のエリアは、安全に保たれていましたし、
ほぼずっと晴天で、
嵐が来る、台風が来ると言うのでもありませんでしたから、
私達を不安に陥れるような
情報は、全く入ってくるはずはありません。

しかし、5日を過ぎた頃、
不安が襲ってきました。

自分がその場所で五感を使って捉える情報に
全くと言って良いほど、不安を覚える
要素がないにもかかわらずです。

その原因は、何か…それは、自分自身の思考
言い換えれば、「予測をしたがる脳のクセ」
とでも言えば良いでしょうか?

つまり、5日の間、これまでは、
良きにつけ悪しきにつけ、常に受け取ってきた情報が
ありませんでしたから、その空白に対し、
自分の思考は「よからぬ推測」を始めたようなのです。

もちろん、だれも、僕自身を、
害そうとはしていませんでした
しかし、「よからぬ推測」が止まらない。

これは、どうも、僕自身が
情報が不足しているときに
使っている、思考、推測のクセ
「最悪の状態を予想しておこう」が
働いたらしいのです。

通常は、5日間も情報が入ってこないということは
ありませんから、
入ってくる情報の中から、自分にとって
良い結果を得るための情報、行動をして
ここまでの不安を覚えることは
なかったのでしょうが、
人生において初めての、ある意味の情報断食。

ここにいたって、私達を不安に陥れているのは
社会でもなく、情報その物でもなく
自分自身の、思考のクセのようだ
という仮説に至りました。

もちろん、今置かれている状況が“厳しい”場合もあります。
そこには、容易に突破口が見つからない場合もあります。
しかし、そこで、不安にとらわれて
止まってしまうことで、
不安を感じさせた、自分自身の思考とその結論を
自分自身で強化(追認、肯定)してしまうことが
ありそうです。

現状は、一見、容易かもしれません。
あるいは、一見、困難かもしれません。
そして実のところ、その評価を貼るまでは、
その両方なのかもしれません。

そして、その評価を、貼ってしまった瞬間
気楽になったり、不安になったりします。

つまり、自分の評価、見通しが
自分心に影響を与えているとしたら…

今、自分にとって、厳しい評価をしているとしたら
その評価の中の、特に厳しいところ、
その中でも、最初に着手できそうな所を区別するために
状況や環境、能力の再評価を自分自身で
始めて見ませんか、

すると、厳しい評価が残ったとしても
その量は、元の評価の時よりも少なく、軽くなっているはず。

すると、私達自身の心の重しは、もちろん軽く
軽くなれば、加速度的に行動が進むと言うもの。

不安を憶えたときには、
その不安の中でも、安心できるエリア、
行動し始められる部分をみつけること

それが、自分自身の心に、良い影響を与え始める事になる。
そう思いませんか?

私達の心は、自分自身のものですから
私達の心に影響を与えるのは、私達自身。
かなりの確率で、自分で整え始めることができますよ。

自分の心の使い方を“意識”し始めてみませんか?

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.4.29 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/

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