Read Article

◇“不安”は未来からの後悔?〜まだ起こってないことを“不安に思う”代わりのやり方を用意する

◇“不安”は未来からの後悔?〜まだ起こってないことを“不安に思う”代わりのやり方を用意する

初めてやることや、
これまでの(経験上)成功率が高くないこと
あるいは、前評判で“困難だ”と聞いていることを
自分がすることになった…多くの方が“不安”を覚えずには
いられないのではないですか?
 (不安を覚えないという方はおめでとうございます。
  これ以降の記事を読む時間を別のことにお使いください)

ちょっとだけ“不安”とは何だ?と思いを巡らせてみると

 『未来の(望んでいない)結果』が起こること

  あるいは
 『未来で後悔する』こと

を怖れるのが“不安”と考えることができるでしょう。

不安なとき、周りの人から

「起こっていないことなんだから、
       不安に思ってもしょうがないよ」

と励まされることがあります。
頭では分かっているはずなのですが、

その起こっていない出来事に「不安」を覚えてしまいます。

そこで、少し試してみてください。

以下の点を考えてみます。
1.これまでで「不安」を持っていたことで、うまくいった経験には
  どんなものがあったか?
2.その経験であなたが手に入れた「不安を持つ」ことへの学びは
  何だったか?  
3.これまでで「不安」が取り越し苦労であった経験には
  どんなものがあるか?

私たちが頭で分かっていても「不安」を持つことには
それを持つなりの「意味(メリット)」があるはず。
まずは、それを見つけておくわけです。

そしてもし、その「意味(メリット)」が
「未来を不安に思う」こと以外のやり方で
準備できないかを考えてみたいのです。

 ・ある人は、調子に乗りすぎるクセがあるので
  自分への戒めとして「不安」が必要であったり、
 ・ある人は、物事を丁寧にすることを
  忘れないように必要でした。
 ・また、ある人は、“自分の中のハードルを下げる”
  ために必要だという人もいました。

上の3例で言えば、
 ・不安を覚える代わりに、何かいつも見えるところに
  「初心、謙虚」と書いた紙を貼っておくとか
 ・あらかじめ、自分が“雑”に扱ってしまう手順は
  ないかを確認しておくとか
 ・あなたがする行動の一つ一つを確実に行動できる
  あるいは、改善できるサイズに小分けにする

などの方法を見いだすことができます。

もちろん、人によって、状況によって
「意味(メリット)」も違えば、代わりとなる行動も
変わるでしょう。

ここでのポイントは、「不安」について、
相手(≒不安)の言い分を聞かず(理解せずに)
気持ち、感覚に振り回されるのではなく、

自分自身で(時には誰かに質問してもらうことで)
その「意味(メリット)」を「不安」と共有する
ところから始めることができます。

不安は、度を超すと
私たちが無意識的に思っていた
「意味(メリット)」を得ること以上に
過度の緊張や考えがまとまらない(≒焦る)
など、私たちの自由さを奪うもととなります。

だからこそ、これまで、
「不安を覚える」ことで、得ていた「意味(メリット)」の
別のやり方を選択肢として
持っておきたいのです。

必要があれば、「不安を覚える」こともできるし、
そうでなければ、それ以外の方法が選べる

するとあなたの、心身状態を
あなた自身が選べる…感情の舵取りが自分でできる(≒セルフコントロール)
ということになっていきます。

そしてもう一つ、
私たちに起こる心身状態は、
必要があって起こっている(いた)もので
ただし、それが必要以上に過度になったり
必要がなくなっているのに、続いている
ことで私たちが、以前得ていた「意味(メリット)」
以上のデメリットを受け始めていると考えることが
できます。

どんな心身状態も、もともとは自分自身にとって
良かれと思って起きている。
それが、自然に思えるとしたら
どうでしょう、自分自身ともっと仲良くなれる気がしませんか?
もっと、信じ始めることができると思いませんか?

 ・・・自分の使い方マニュアルに
    加えていただければ幸いです。

では、また。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.6.24 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Return Top