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◇“分かったつもり”が誤解のスタート

◇“分かったつもり”が誤解のスタート

今日のタイトルは、まさに
なにを”い・ま・さ・ら”というテーマかもしれません。

私達は物事を考えたり、理解するときに
“前提”としていることがたくさんあります。

たとえば、当たり前の話、
このブログは、日本語を読むことが出来ると
いうことを前提に書いています。
…そのことは、通常意識していません。

以前、海外で友達になった人に、
facebookのアドレスを教えたとき。
「URLを教えてくれるのは良いけど、
 まさきの文章は、98%日本語だったよ
 これじゃ読めないじゃん」と英語で言われました。

…時々は、写真や短い英文で書くこともあり
 その時には、反応してもらえていますが

 もしも、もっと読んで欲しいなと思えば、
 日本語で書いた文を翻訳するなり
 英語で考えた分を乗せるなり
 する必要がありますよね。

このような大きな“前提”から始まって、
家族や友人、社内の人と共有しているの
“前提”もたくさんあります。

この“前提”が会話をスムーズに進めてくれるのと同時に
“誤解、ミスコミュニケーション”のスタートである
ことに、もうすでにお気づきですよね。

もしかすると、子供の頃、
お父さんやお母さん、大人の人に
何か伝えたいことがあってたくさん話したいのに

「あぁ、わかった、わかった、後でちゃんと聞くよ」

のように言われた“わかった”くらいに脆いことが
あるのです。

もちろん、私達は会話の中で、自分が考えている情報から
相手が一番理解してもらえるように、話そうとします。
その時に、すべての情報を話すのではなく、
自分なりに、まとめて、あるいは濃縮して伝えます。

このときに、相手に伝わっていると思っていた
情報が、意に反して伝わっていなかったとき、
さらに、それなのに相手が「わかった」と答えたとき、
ミスコミュニケーションが始まります。

なにしろ、“情報が無い”のに「わかった」としたら
そこには、相手の“解釈/予測”が入らないわけがありませんから。

そして、多くの場合「わかった」という言葉だけでは
相手が“解釈/予測”をしているかどうかは分かりません。

そこで、少なくともあなた自身が、どなたかと話をするときに
互いに何かしらの“前提”、解釈/予測がそこに
あるということを知っておく(ある意味、覚悟しておく)
ことが出来そうです。

つまり、私達は誤解をしながら会話をしている。
そして、その誤解から認識の共有をするために、質問や会話を進めている。
さらには、その誤解が、実は“新しい”気づきや発想の
スタートになっています。

まさに、この“分かったつもり”は、私達にミスコミュニケーションを
もたらすと同時に、新しい気づきと発想ももたらしてくれます。

さて、あなたはそんな、創造性を引き出す、
誰かとの会話を、
 誤解を怖れて、少なくするのか、
 アイディアの発展を期待して、増やしていくのか
どうしますか?

私はぜひ、コミュニケーションをあなたの日常、人生を豊かにするために
増やしていっていただきたいなと思います。

…直接ではないですが、
 このアメブロ、HP、Facebookでもいろいろ書いたり、発言しています
 それらも、あなたとのコミュニケーションの一つとして
 ご覧いただけると幸いです。

 また、僕自身の発言や思い込みにご意見をいただけるとさらにうれしいです。
 コミュニケーションの質を上げるのは、対話だと思っていますから。

では、また。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.7.15 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

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