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◇かみ合わない会話は、互いの“高度な情報処理力”と“情報不足”との産物

◇かみ合わない会話は、互いの“高度な情報処理力”と“情報不足”との産物

「いや~、今日も寒いですねぇ」
「・・・あっ、そうですね。もうすぐ年の瀬ですもんね。」

 一見(ちょっと聞いた)感じでは
 スムーズな会話に思えます。

この会話、答えた側の人は
ちょっと不意打ちのように、
相手の話を充分聞けていなくて
時期として、適切そうな「もうすぐお盆だ」と
伝え返します。

 これの会話は、今のような時期
 もうすぐ12月、年末が近いと成立する会話です。

 しかしこれが、同じ寒い日でも
 年明けの一日や、春先の寒の戻りなんかだと

 なんだかかみ合わない“話”になってしまいます。

かみ合わない話は、
私達が、その時点で知り得た情報を
自分の持てる最大の力で処理した結果を
伝えることから、始まります。

ただし、その知り得た情報が少ない
あるいは、自分の中の類推などの「処理後の情報」を多用すると
そこにかみ合わない話になっていきます。

ここで気づいておきたいのは、

話がかみ合わないことは、
 互いに情報処理力が優れているいうこと
 (類推したり、想像したり)
そして、
 互いに情報が不足していると言うこと
 (話を充分聞いていない、理解について確認していない)

当たり前と言われればそれまでですが、
話がかみ合わないのは、
私達が、自分が普段使っている言葉を
良い意味でも、そうでない意味でも

 “楽々”使っていると言うこと
 もしかすると、ちょっと“雑”に使っている

ということかもしれません。

そこで、そのことに気づけたとしたら、
その、“高度な情報処理力”を活用しながら
話をかみ合わせていくことが
出来るはずですね。

…このことが“言葉を大事に”
 あるいは、その言葉でする
 “コミュニケーションを大事”に
 そして、そのコミュニケーションで繋がる
 “お互いの存在を大事”にすることに繋げていくわけです。

鶏が先か卵が先かのような議論になりますが

“かみ合わない会話”になって困るのは、

 その会話が笑って済ますことが出来たり
 あるいは、容易に、「かみ合ってないね、何の話だっけ?」
 と訊ける親しい相手ではなく、

 対立関係にあったり、訊くことができるほど
 親しいとは思えてない相手のかもしれません。

相手に親しくないから、かみ合わなくなるのか
“かみ合わない”から、親しくなれないのか
・・・といっていてもしょうが無いので

“どうにかして”情報を集めて、相手が
どのように自分と違う“理解”をし始めているのかを
見つけていきます。

多くの場合は、
「ずれ始めたことに気づいた」タイミングで
確認できると良い訳です。

とくにこちらが調子よく話しているとき、
相手の表情やリアクションは得てして見落としがちなモノ。

そんなときに、相手に、
「いろいろ話させていただいたのですが、
  もしよろしければ、どのように思われたか
      教えていただけませんか?」
と、感想を聞くことが出来ます。

その感想の中に相手が、こちらの話に対して
どのように捉え、どのような判断(好ましいとかそうでないとか)
をしているかを訊ける場合が少なくありません。

そして、可能であれば、ここでも出来るだけ
自分の耳を相手に向けて、
相手が気づいている“違和感”の部分について聞きたいところです。

ここでは、「どちらが正しい」の評価は
少なくとも聞き手のあなたには必要ありません。

欲しいのは相手の方の「情報(処理の結果)」です。
…平たく言うと、相手の思い込み
 相手が捉えた“事実”とそれを“どう考えたか”です。

なぜ、そういう情報を集めるのかというと
できあがった、あなたとかみ合っていない話の
原材料(五感の体験)と、製造工程(思考、言葉の選び方)が分かれば、

あなたがそれに合わせることも、
その製造工程について確認することも
別の可能性を提案することもできるからです。

実を言うと、私達は日常の会話で、
ちょっとかみ合わない会話を
意識的に、あるいは無意識的に
かみ合わせながら、会話を楽しんでいます。

ところが、ある相手に対して
「この人は話が通じない」と決めてしまうと
かみ合わせることを
意識的に、ときには無意識的にやめているに
過ぎないのです。

今日お伝えしたのは、その方法の一つ。

「相手をよく理解しよう」の具体的な実践方法の一つです。

相手の立場に立って~する。
という言葉上のことだけではなく
具体的に相手からの情報を、単なる類推だけではなく
観察や質問で収集することから

今、かみ合っていない話も、
かみ合わせる糸口が、少なからず
手に入ってくるはずです。

コミュニケーションは、究極は相手を言葉を
どのように“丁寧”に扱うかで大きく結果が変わります。
その具体策としての、
ちょっとした伝え“方”、うけとり“方”を知っているだけで、
実はずいぶんと、日常生活、人間関係に
変化をもたらす方法がたくさんあります。

こちらでも、いろいろとご紹介していきたいと思います。

では、また

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.7.29 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

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