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◇「立場」がすごいのではない、あなたそのものが素晴らしいだけだ。

◇「立場」がすごいのではない、あなたそのものが素晴らしいだけだ。

先輩や上司から終業間近になって
「ちょっと、この後手伝ってくんない?」と
声がかかる。

 ・・・普段は手伝ってくれないのに
   自分がして欲しいときばっかり
   断ると後がなぁ・・・

なんて思いを相手に、あなたは(先輩、上司として)させてませんか?

 年功序列もその影響が小さくなり
 転職が当たり前になった昨今
 いつあなたが“無理を言われる”立場に
 ならないと限らないですよ。

といった現状把握はともかく。

私達は、役割上その優位な立場を使うことができます。
そして、それが必要なとき、不可欠なときもあります。
そして、それは、まず、相手とのコミュニケーションで
使うことになります。

 たとえば、たくさんのメンバーを強く束ねるとき、
 あるいは、メンバーにとって重要な決断をするとき
 あるいは、その決断によって、大切なものを守らなければならないとき 

権威や権力を“使う”必要があります。
上に書いた3つの状況であれば、
その人が権威・権力を使うことについて
後で振り返ってみても(結果はともかく)
一定の納得や必要性があるはずです。
・・・つまり道理に適う、理不尽ではない
   権力・権威の使い方です。

たとえば、通常時、上司が部下を安易に叱責すれば
“パワーハラスメント”とされます。

しかし、緊急避難が必要な状況などで、
「その指示は聞きたくない」と反発されたとしても
その人を、怒鳴りつけて、あるいは無理矢理
引っ張って、その場から避難するように“強制”した
としたとき、それは、非難されることになるでしょうか?

 すべての上司、先輩の権威・権限、命令が
  すべて許されるわけではないのと同じように、
 すべての上司、先輩の権威・権限、命令が
  すべて“パワーハラスメント”というわけではありません。

つまり、本来的には、先輩であれ、上司であれ、
権威や権力を持つ人は、適切にそれを使うことが
結果として、いい先輩、良い上司、・・・良い指導者ということになります。

 つまり、自由放任であれ、厳しい指導であれ
 当人同士の関係と、チーム全員の納得性に
 関っているわけです。

考えてみてください、
 普段助けてくれない人に、手伝ってくれと言われる。
 それが、上司であれ、先輩であれ
 いい感情はしないし、「使われた」感たっぷりです。
 本当に困っている時には・・・ねぇ。

そう考えると、本当に実力のある人は、
そういう“力(権威・権力)”を使う必要は
少ないはずです。

まさに、ここ一番、伝家の宝刀を抜くがごとく
チームの命運を分けるとき
 ピンチを切り抜ける
 勝負を賭ける
そんなときにその“力”をつかうでしょうから。

さらに、普段“力(権威・権力)”を使っていなければ
・・・「真摯な」とか「面倒見のいい」とか
   慕われることになっているでしょうから
ここ一番で、集まる協力者も多いでしょうね。

そう考えると、どんな状況であっても
相手と自分との間には、何らかの力関係があります。

その力関係が、あなたにとって“有利”だと気づいたときに
あなたが、“力”を濫用するか、しないかは
少し未来に大きな違いを生み出す
あなたの味方を増やすキーになるかもしれません。

・・・そして、僕自身、あなたが今、
   その「権威・権力」をもつ立場(役職や立ち位置)
   にいる“ご自身”を認めてあげて欲しいと思います。

   あなたは、役職があるから、上司だから、先輩だから
   すごいのではないはずなのです。

   その位置を任された、あるいはその位置にいる
   あなたの「力」がすばらしいのですから
   どうぞ、その「権威・権力」は伝家の宝刀として
   ここ一番の勝負所まで、大切にしておくのは
   いかがですか?

本当に必要なときに、頼りになる援軍と
なるはずです。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2014.10.21 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


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