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◇“コミュニケーション”がキャッチボールに喩えられるのは

◇“コミュニケーション”がキャッチボールに喩えられるのは

会社員のころ、僕のある上司が

「会話のキャッチボール」ができないとダメだ。

と口癖のように言ってくれていました。

その方は、“営業”として、お客さんや仲間と、
そして部下と、会話、コミュニケーションを
大切にして、成果や信頼を作っていた方でした。

 でも時には、かなり乱暴な言葉だったりしましたし
 言葉を書き起こしたら、それこそハラスメントすれすれの
 こともありました。

 しかし、それがハラスメントの言葉にならない
 良い意味での、“真剣な言葉の投げ合い、受け止め合い”

 ・・・キャッチボールなのです。

 相手が、グローブをはめていなかったり
 あるいは、クローブの使い方がまだ上手でないときに
 “しっかり』うけとれよ”といって
 想いのまま力一杯のボールを投げたとします。

  …どうなるか

 避けるか、とれないか、けがをするか

 そのボールがどれだけ良いものボールであったとしても
 相手にはそのボールは渡りません。

 どんなボールを投げるかは、いわば、投げ手の勝手。
 それを受け取るかどうかは、受け手の自由。

 勝手と自由とを互いに理解せずに続けていれば、
 その間にボールの行き来は結果として成立しません。

会話、コミュニケーションで伝え合う、言葉、メッセージも
同じような動きをします。

 伝えた言葉は、もちろん、伝えての思いとその強さで
 放たれます。
 しかし、受け取る相手が、『どう受け取るか』で
 相手がそれを
   大切なメッセージ と受け取るか
   厄介なお節介   と受け取るか
   ハラスメントだ  と受け取るか
 ・・・つまりお互いがどのように繋がるか、
    関係を作れているか
    相手が今どのように(どのような体勢で)受け取るのかに
    気づいているか
   がそこで流れている会話、コミュニケーションを
   決めたりします。

 そう考えて、
  「コミュニケーション」って、めんどくさいね
 と感じていたかもしれません。

 でも、本当はちょっとのことで良いんです。
 なにしろ、キャッチボールなのですから。

 今、自分が投げたボールは、
 今、相手がどう受け取るかを知るための呼び水になります。

  上手く伝わったときは、
  丁度良いボールの強さだったということ。
  上手く伝わらなかったときは、
  丁度良いボールの強さではなかったということ。

 ボール(あなたが伝えたかったこと)が良い悪いでは
 ないことに、気づいてみてください。

 相手がまだ、あなたの全力を受け取る準備が出来ていないことに気づいた
 まずは、相手が受け取れるだけの強さから始めればいい訳です

  慣れてもらうもよし、受け止める体勢を整えてもらうもよし
  相手の反論を充分に聞いて、わかり合うもよし…デス。

テレパシーで、相手に直接色々伝えられるよ! と言う方以外は
言語、非言語のコミュニケーションで、相手に自分の想いを
伝えることになっていますから、

 そのコミュニケーションの性質にちょっと「面白いね!」
 と興味を深めてみるのも良いと思いませんか?

…野球が、ピンと来なかったとしたら
 卓球や、テニスで、『楽』に長くラリーを続ける方法を
 応用してみるのも良いかもしれませんよ。

(初出 アメブロ“ひじま・まさき”のブログ 2015.1.13 一部改変)
http://ameblo.jp/awakeners/


Team-Awakeners ひじままさきのNLP/コミュニケーションワークショップ
こちらのHPで紹介しています。→ https://nlp.team-awakeners.com/

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