自分の“感情(こえ)”って？

　ふと、気づくと心が穏やかな瞬間（とき）が
　あります。そして、そのことに気づくと、
　さらに別の感覚がやってくるのに
　気づくことがあります。

　心の様子に“気づいた”ことが、
　自分の心の状態に影響を与えます。

　例えば「怒り」何かのきっかけで
　「怒り」に気づくとその「怒り」を
　“解消”せずにいられなくなります。

　にもかかわらず、ときには
　“簡単に解消されても困る”と
　よくよく考えれば理のない怒り…

　怒りが“簡単に解消すること”に怒る
　なんてことも起こります。

　…心の感情（こころのこえ）の一つである
　「怒り」を例にとってみても

　　感情（こえ）そのものは問題ではなく
　　単に「怒り」という深いな状態にいるのだ
　　というお知らせに過ぎないのかもしれない
　　ということに気づくことができます。

　こんな経験はありませんか
　だれかに「怒っている」…平たく言えば、
　「ムカつく！」という話を、誰かに
　かなり長時間、聴いてもらったあと
　その「怒り」が一旦弱くなったことを。

　感情（こえ）があなた自身を乗っ取ってしまう

　社会、人間関係の中で、つつがなく生きようと
　すると、なかなか自分の感情はストレートに
　出しにくいものです。
　その中で、感情（こえ）は、あなたの本音に
　かなり近いところにあるモノです。
　・・・ですから、これを否定されたり、
　　　　抑えつけようとすると
　あたかも、自分自身が否定された感覚を
　覚えるのではないでしょうか？

　その時、あなたの感情（こえ）は、
　あなたのそのものなのだと、
　あなた自身が勘違いをし始めているの
　かもしれません。

　すると、先程例に挙げた、

　「そのくらいじゃ、私の怒りはおさまらん！」
　とか
　「どんなに、優しい声をかけてもらっても
　　　私の悲しみはイヤされない！」
　とか。

　あなたが怒りと一体になっている
　あなたが悲しみと一体になっている
　それが解消すると
　“自分自身がなくなる”・・・と
　勘違いしてしまっているそう思えませんか？
　
　このことに気づいていないとき、

　人は、怒りの中から抜け出せず、
　自ら怒りを創って「怒り」を維持しますし
　悲しみの中から抜け出せず、
　自ら悲しみを思い出し「悲しみ」を維持している。

　としたら、
　いつも“感情（こえ）”に振り回される
　“感情（こえ）”に乗っ取られっぱなし
　ってことになりはしませんか？

　改めて…感情（こえ）は、単なる
　　　　　　あなたからの“こえ（声）”です。

　悲しみにしろ、怒りにしろ。
　広辞苑的に意味をつけるならば
　悲しみとは、そのもの（人、こと）が
　そこにあると期待していたのに、（期待に反し）
　存在しないことで起こる感情となるでしょうし、
　怒りとは、起こると期待していたことが、
　起こらなかった事に対する感情です。

　・・・端的に言うと、「不満なことがある」

　をあなたに伝えているに過ぎません。

　そう言われると、そうなんですが、
　確かに味気ないですけれども・・・

　ここでは、怒りについて、悲しみについて、
　感じたり、否定したりしなさいという
　つもりは全くありません。

　怒りを覚える必要があるタイミングがありますし、
　悲しみを感じる必要があるタイミングがあります。

　ただし、あなたにとって、過剰な怒りや過剰な悲しみは
　必要ないのではないでしょうか？
　という提案です。

　そこで「あなたの“感情(こえ)”を聴こう」なのです。

　もちろん、普段、普通の生活をしていると
　忙しさに紛れて、感情に流されたり
　あるいは、その感情にまかせて、誰かに
　その感情をぶつけたりしてしまいます。

　そんなときに、ＮＬＰで学ぶ、
　自分に起こる感情を五感で丁寧に捉えるやり方。
　その怒りは、あなたに世界を、
　どのように見せ、どのように聴かせ、
　どのように感じさせているのかに
　気づいてみるのはいかがでしょう。
　自分の感情（こえ）を、五感で丁寧に
　聴く（見る／感じる）という訳です。

　するとそこには、感情とは別の
　あなたにとって、対応すべき課題が
　存在するはずです。

　…感情は、解決すべき課題ではありません。
　　感情は、解決すべき課題の存在を知らせる
　　警報であり、その存在場所を探る手がかり
　　といえるかもしれません。

ＮＬＰは、あなたに大きな心の変化や
発想の変化をもたらす技術や方法論を
持っています。

しかし、それ以上に、心の状態を整えるために
役立つ方法を手に入れることができます。

　ここの状態を整えることが、
　もっとも、あなたが既に持っている力を
　引き出すための土台になります。
　それに、ＮＬＰのスキルが役立つのです。

ＮＬＰは、“うまくいく”ための
あなたの下ごしらえをしてくれます。
あなたに必要な、あなたに合った
“うまくいく”為のやり方、
一度レッスンでつくってみませんか？

(初出　メルマガ　“心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2015.11.27 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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