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“臨機応変”にも功罪がある…機に臨みて変に応ずる⑤

“臨機応変”にも功罪がある…機に臨みて変に応ずる⑤

「出来ることは何でもしよう」
 と決めておくと随分心が
 楽になるものです。

そう、何が起こるか分からないとき
“臨機応変”が求められるときです。

とはいえ、ここまででお話ししたように
“思いがけない”を感じた瞬間に
私たちの五感や心の状態は
“可能性を絞る”
…なんとかして具体的な行動を
選択しようとするようにシフトします。

すぐにでも選べる“選択肢”が欲しいのです。

それがないと
“どうしよう”と固まってしまう。
手も足も出なくなり

ますます、打開策を考える
暇がなくなる…という悪循環。

可能であれば、
状況を悪化させない(消極的な表現ですが)
最初の対応をいくつか持っておくと

…予習をしておくと

より安心です。

困った状況、焦る状況では
特に『なんでもあり』は「決め手に欠ける」
と結果として“固まる”わけです。

僕自身が、これまでの人生で
(NLPやコーチングを知る前から)
考えていた事は

「次の次の一手を選ぶ“余裕/時間”を作る」

ということ。

最小限でも良いから
「体勢を自分で扱えるようにする」
ということ。

もともと、それ程
 「勘が良い」方ではありませんでしたから
それも織りこんで

次の次の行動に対する
「ひらめき」
を待てる余裕を作る

というのを心がけていました。

僕にとって
最初の数手は状況を保つ
悪化させない、
仮にさせたとしても最小限にする

自分の特性に気づいて選んだ作戦です。

そして、そのやり方を続けた後に
NLPやコーチングと出会って
分かったこと。

人間の「ひらめき」はかなり頼りになる。

ということ

そして、

その「ひらめき」は誰にでもある

ということ。

ただ、それが浮かぶのが

次の行動に対してか、
次の次の行動に対してか
次の次の次の行動に対してか

それぞれタイミングのずれがある
ということです。

だから僕自身は、

困った状況であっても
次の次の行動への「ひらめき」を
信じて、それまでの時間を
状況を維持するという作戦をよく使うわけです。

もちろん
コーチングにおいては
「臨機応変」の範囲は
できるだけ減らしておきます。

つまり、起こりうるシナリオを想定して
予習しておく。

すると
「え゛っ、まじ、こんなの聞いてない」と
心乱れる状況が起こりにくくして

行動を始めるのです。

「臨機応変」は必要ではあるけれど
 準備が足りなくなることも
 否めません。

一番のお薦めは、孫子の言う
 「善く戦う者は勝ち易きに勝つなり」
丁寧に準備して、上手くいくように
整えて進むです。

それでも、想定外は起こるのですから
そこで「臨機応変」力を使うつもりで
今回は、提案しています。

あと2回「臨機応変」のテーマで書く予定です。
「臨機応変」に役立つ
 とらえる力
 創造する力
について書こうと思ってます。お付き合い下さい。

(初出:あなたの相棒、賢いコーチの使い方
   http://aibou-coach.blogspot.jp/ 2017.10.25改編)

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