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無から有へ・・・一歩を踏み出すこと

無から有へ・・・一歩を踏み出すこと

やってみなけりゃ分からないことも
        やってみたら分かるのに・・・

 私達は“予測”をします。
 それは、いきものとして生き残る為に、
 危機を回避して、ムダな力(生存のための生命力)を
 使わないために、身につけた力と言えるでしょう。
 私達以外の生き物では、その予測に使える
 情報は、実際に“体験した”ことだけでした。

 ところが私達人間は、それに加えて
 言葉、文章という“物語”を作れる道具を
 手に入れました。
 すると、“予測”のための情報として、
 “推測”ということが加わります。

 つまり、脳内では、
 実際に体験したノンフィクションと
 想像したフィクションとが同居して
 私達の判断を支えています。

 推測を重視しすぎることで
 「やってみれば工夫のしようがあること」
 までも、「できない」と
 判断してしまっていたのかもしれません。

 「その一歩」がなければ、
    現実は自分の望み通りには変わらない

 “推測”は、私達が手に入れた、高度な能力です。
 しかし、そこには落とし穴があります。
 それは、推測のためにつかう“情報”の選び方です。
 
 私達は、いつも全てのことに気づいている
 わけではありません。自分のいる時間、空間の
 中から、選択して注意を向けます。

 ですから、“推測”はそのままで価値がある結果を
 導くものとは、まだ言えないのです。
 まさに「仮説」にすぎないのです。

 「仮説」は、行動で検証することによって、
 そのまま活かせる“もの”か、あるいは、
 別の新しい「仮説」を生み出す“もの”になります。

 つまり、私達の高度な能力を“現実の世界”と
 言い換えれば、脳内の世界と現実の世界とを
 すり合わせる・・・これが行動であり、
 そのための「一歩」を踏み出すことが
 結果として、
 “考えること”と“体験すること”とが統合され
 いわゆる“知恵”となっていくのです。

 そうは言っても、新しい「行動」には、
 怖れを覚えることも少なくありません。

 その怖れについて、NLPのアイディアを
 加えながら、策を作っていきましょうか。 

勝兵は先ず勝ちて、しかる後に戦いを求む

 「勝兵は先ず勝ちて、しかる後に戦いを求む」
  私がよく参照する「孫子」の一節です。

 「孫子」では、勝算のない戦を否定します。
 それは、戦で敗れることは、人の命が失われ、
 ひいては、国も滅びる事を意味するからです。
 
 これを現代風に、そしてNLP風にアレンジして
 勝算をもって一歩を踏み出すことに当てはめて
 みます。一歩を踏み出したとしても、安心安全で、
 かつ、価値ある一歩を踏み出すやり方です。 

 そのために、まず、あなたの恐れを具体化する
 事が役に立つでしょう。

 それを問うのが、1つめの質問
 「その一歩を踏み出すことで、
   どんな困り事が起こらないようにしたいか?」
 如何でしょうか?どんな懸念があったでしょうか?

 次に、困り事の重要度を確認しましょうか
 「その困り事の内、これだけは解消したいと
            思うものはどれですか?」
 対応すべきものの総和が、
 随分小さくなったのではないでしょうか?

 最後に、困り事への対応も含めて、
 どんなことができるかを問うてみましょう。
 「あなたが、その一歩を踏み出すために
   今、できることはなんですか?
   さらに、今から準備ができることは何ですか?
   そして、あなたの味方になってくれる人には
   どんな人がいますか?」
 
 一歩を踏み出すために、
 あなたが、“推測”だけで、恐れていたものを
 そのまま怖れるのではなく、
 具体的に、対応できるサイズに小分けにしたり
 課題化したり、必要な味方や戦力を整えたりする。

 このプロセスがあるだけで、
 あなたの“今の力”を棚卸しするだけでも
 じつは、未来を創る一歩を
 踏み出すことが容易になるのです。
 
 一歩目踏み出す先を、確認し準備を整える。

じつはこれだけのこと。

ここを省略してしまっていて、
そこに、ただただ怖れが居座ってしまっていた
だけのことが少なくなかったのです。

NLPは、あなたの“今の力”をそのまま活かす
てこ(の作用“レバレッジ”)になります。

2018年 あなたの価値ある一歩一歩を進める
道具としてぜひ活用してください。

・・・ご意見ご感想があればどうぞぜひお寄せください。

ぜひ、その違いが生まれる違いを一度ご体験ください。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2016.1.8 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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