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怒りや不満を“それもあり(≒寛容さ)”で無害化する

怒りや不満を“それもあり(≒寛容さ)”で無害化する

機に臨みて変に応ずる
 何が起きても対応するってこと

 何が起きても変じゃない時代だから
 覚悟が出来てると歌ったのはミスチルですね。

 私たちの脳は、さまざまな兆候を捉えて
 自らの安全を守るために“予測”をします。
 …その為に、私たちの基礎代謝でつかう
  エネルギーの20%を使っています。

 それ程エネルギーを使ってでも
 予測して身の安全を守るのが脳の仕事
 
 脳にしてみれば、その“予測”は、
 出来るだけ楽な方が良い…となります。

 脳の省エネの為にできることって何でしょう。

 たとえば、
  定型のパターンを作っておく…ありです
 あるいは
  予測の範囲を限定する…ありです。

 ありなのですが、弱点があります。

 定型のパターンを外れたもの
 予測の範囲を超えたもの 
 には対応できないということ。
 …想定外には対応できないってこと。

 すると、多くの場合には、
 自分の“思った(想定した)”以外の
 ことが起こったコトに対して
 “不満”を覚えます。
 場合によっては“怒り”となります。

 つまり、想定外が起こることが
 “怒り”の引き金だとすると…

 “怒り”は、
  想定範囲の場所の設定ミス
 あるいは、
  “怒り”は、
 想定範囲の広さの設定ミス

   ってことにならないでしょうか?

起こったことに対して
 関わっている人に対して“寛容”になると…

 想定外が起こることで“不満”を覚え
 場合によっては“怒り”を感じるとすると

 想定外を減らして、想定内を増やせばいい
 ということになります。

 起こったことに対して、
 “それもありだな”と捉えることが出来ると
 それは、想定外のことではなくなります。

 つまり「何が起きても変じゃない」と
 肚をくくっておくこととでもいいますか…

 人に対してであれば、
 「そういう見方、考え方、やり方」もあると
 受け入れる体制を作っておけば
 その人の振る舞いは想定内…“不満”が減ります

 「何が起きても変じゃない」
 「そういう見方、考え方、やり方」

 という視点、捉え方は…「寛容」を実践する
 一つの例だったりします。

 「それもあり」という発想を土台にすると

 “不満”に対応する必要が減っていきます
 “怒り”に振り回される機会が減ります

 「寛容さ」を「それもあり」発想で
 実践すると、私たちの脳は

 “不満”と“怒り”とに振り回されていた労力を

 自分の真にしたいことに振り分けられる
 はずなのです。

 そう思いませんか?

“不満”や“怒り”が
 あなたの“脳力”を無駄遣いする

 “不満”や“怒り”のメリットは、
 現状の“マズい状況”を抜けだすことに
 全“脳力”を集中させられることです。

 ただ、あくまで“抜けだす”ことが
 しゅたる目的ですから、

 慢性的に“不満”や“怒り”を覚えているとしたら
 建設的な目的に対して“脳力”は使えていないでしょう。

 ま、喩えてみれば、
 ブレーキを掛けながら
 色々なことに取り組む。

 効率の悪いことこの上ないと思いません?

 そこで、上に書いた
 「それもあり」
 という発想。

 そして、その発想をするために必要なのが
 多少の「想定外」に対しても
 寛容であることですが、

「寛容」が可能になるのは
 自分自身がリラックスしていること。

 リラックスをしていると
 色々な可能性を見出す感度が上がります。

 リラックスというのは、
 身の危険に対して「想定外」を探らなくて良い
 と言う状況です。

コーチやセラピストだけでなく
様々な人が「リラックス」というのは
あなたの“脳力”を「想定外への対応」に割くことなく
100%あなたのしたいことに向けるためだったのです。

NLPやコーチングの会話では、
今この場所でのリラックス
そして、ここから目標や解決に向けての
道筋でのリラックス
さらには、目標や解決を達成したその時点での
リラックスを準備します。

さらにリラックスのもう一つの側面として
あなたが純粋にその瞬間を楽しむ…生きる
やり方とも言えるかもしれません。

“怒り”や“不満”…「想定外」対応に
あなたの人生を割いていたこれまでから
「寛容」とともに、人生の各瞬間を
生きるやり方にシフトしてみませんか。

では。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.3.17 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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