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“責める気持ち”を分解して未来を創る材料にする

“責める気持ち”を分解して未来を創る材料にする

“責める気持ち”という典型的な“感覚”を
 扱いやすく“分けてみたい”わけです 

「なんで?どうしてだよ?説明しろよ!!」

 この台詞が発せられるとき
 その話の具体的な中身は分からなくても
 なにか“納得いかない”ことを

  問答無用に押しつけられた
 
 ことが想像できます。

 そして、
  なんで?どうしてだよ?説明しろよ!!
 は、相手に対する抗議…責める気持ちの
 表現です。

 ただ、このフレーズしか出せない状況では
 状況は、大きく変わらない(変えられない)
 と相手は結論を出しているはずですから

  「ほんっと申し訳ない。ごめん」

 と状況を変えるには無力な
 申し訳なさげな「謝罪」が帰ってくるだけ
 ではないでしょうか?

 自分の気持ちに任せて
 相手の責任、相手を責めるのに
 あなたの熱意を傾けても

 余計に、状況を確定させる

  ほんっと申し訳ない。

 を聞くのと同時に、相手との繋がりも
 失ってしまう…ことになります。

 “責めたい気持ち”を工夫なく表現しても
 その気持ちを癒やすことにはならない

 と思うんですよね。

自分ののっぴきならないと
 相手ののっぴきならない  

 相手を“責めたい”と思うのには、
 まずは、
  相手の決断が自分の望む結果ではなかった
 ということと
 さらに、
  相手の方向は自分と々だと思っていたのに
  裏切られたんじゃないか
 という想いがあるのではないでしょうか。

 もちろん、そこに至るまでの間に
 相手の考えがどんなものであるかを

 …確認仕切れていなかった

 という点はイナメナイかもしれませんが
 それでも、相手はそれなりに
 あなたと良好な関係に居たわけですから

 自分の決断に相手がどんな反応をするかを
 少しは想像していたはずです。

 少なくとも
  「ほんっと申し訳ない。」
 というフレーズを聴けていたとしたら
 なおさらです。

 何の前提条件もなく、
 どちらの意見が正しい間違っているを
 考慮しなければ

 「自分が、あの人を責める代わりに
    今回はあの人に譲れば良いじゃないか」

 という考えも出来ます。

 それでも
 「なんで?どうしてだよ?説明しろよ!!」
 となるには、

 自分にとってのっぴきならないコトがあった
 ということで

 同時に、相手の人が
 あなたとの関係が壊れるリスクを知り、
 ただただ「ほんっと申し訳ない。」を
 伝える作戦を選択したのにも

 その人にとってのっぴきならないコトがあった
 ということ。

 互いにまずは「譲れない」ということ。

 自分(の意見)が大事同士が
 相手のコトを責めれば
 余計に
  「そうは言っても、こちらが大事」
 と聞く耳を持たなくなります。

…“責める”言動は
 新しい選択肢の糸口を裁つ
 わけです。

 役に立たないですよね・・・

“責める”のは相手を変えようとすること

“責める”というのは、少なくとも
「自分が変えられる」
ことには関係なく
「相手に変えてもらいたい」
を伝えることですから

相手に余裕があれば、変えてくれるかもしれません。

…しかしのっぴきならない同士だから
 そして、互いに相手に
 “お前が悪い”と言われて頑なになって
 そこから自分を守るために全力で
 余裕を失っているわけですから

まずは、気づいた方から
相手が身動きのとれる余裕
…あなたからの提案
 それは、
  あなた自身の主張に
   関することかもしれませんし
  相手が気づいていない
   相手の主張のことかもしれませんし
 さらには、
  双方協力したら出来ることかもしれません。

あなたがまず
 自分の主張 あるいは
 あなたと相手の主張の交わるところ
についてどんな風に変えられるか
探ってみて下さい。

 そう、“自分から変える”

です。

そして、互いにとっての状況を
変えるのですから、
一緒に変えられる余地

繋がりを維持するというのも
最終的には、大きな資源になりますよ。

では。

(初出 メルマガ “心がイキイキする言葉のフレッシュサラダ”2017.4.14 一部改編)
http://nlpfield.jp/mailmag01/

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